CROSS TALK
ジオン商事には、
新しい事業が生まれる土壌がある。
本村 憲史
株式会社ジオン商事
事業開発部 兼 情報システム部 課長
株式会社ジオンフィナンシャルサービス
航空機リース事業部マネージャー
岩本 泰子
株式会社ジオン商事
情報システム部
株式会社ジオンフィナンシャルサービス
経理部マネージャー
黒木 昭宏
株式会社ジオン商事
執行役員 情報システム部長
株式会社ネクスツーワン
取締役
大野 直志
株式会社ジオン商事
取締役 経営管理統括部長
株式会社ジオンフィナンシャルサービス
専務取締役

今回、ジオン商事の中でもアパレル事業以外の領域の事業に携わっている4人に集まってもらいました。実際にどんな事業を行っているのか。その事業が生まれた背景や、今後の新規事業展開の可能性など、ジオン商事をよく知る4人ならではの濃い話を交わしてもらいました。


―まずは、それぞれの自己紹介と携わっている事業内容について教えてください。

大野:前職は美術教師でした。ジオン商事に勤めていた叔父に勧められたことがきっかけで入社しました。最初は美術をやっていたという理由で商品企画に配属になったのですが、私が学んでいたのはファインアートだったのでまったく役に立ちませんでしたね(笑)。その後、社長から「資材管理の会社をつくるから、経営してみないか」と言われ、会社をゼロから立ち上げることになりました。

黒木:それ、何年目のことですか?

大野:2年目です。当然、最初はなかなか上手くいかなくてね(笑)。苦労しました。その後、ジオン商事が本業のアパレル事業で大きな利益を出していく中で、資産運用事業を始めていくことになるのですが、ある日、社長に再び「大野くん、やってみないか?」と言われて、資産運用事業を任されることになったのです。その投資事業の中で大きく成長していったのが、航空機リース事業でした。

本村:その航空機リース事業に、ある日突然、大野さんから声を掛けられ、参加することになったのが私です。私は大学院で情報処理を学んでいたこともあり、就職活動開始時はシステム会社やコンサルティングファームを志望していました。しかし、途中から実業に携わる方が面白そうだと思い、流通やアパレルメーカーを受けていく中でジオン商事のことを知りました。そして、面接で出会ったシステム部の部長に惹かれ、入社を決めたのです。

岩本:そこからどうして航空機リース事業へ?

本村:当然、入社後はシステム部門に配属になると思っていたのですが、営業に配属され、百貨店や専門店の営業を2年ぐらい担当することに。その後、生産管理を経て、ようやくシステム部門へ。そこで海外のグループ会社のシステムの入れ替えを担当することになったのですが、英語の勉強を始めたら、大野さんから分厚い英語の契約書を渡され、「英訳してほしい」と。それから、航空機リース事業に関わることになっていきました。

大野:そんなこともありましたね。ちなみに、航空機リース事業とは、自分たちで機体を購入して、その機体を航空会社に貸し出して利益を得る事業です。現在、ジオンフィナンシャルサービスでは、6機の機体を所有し、ロシアや韓国の航空会社にリースしています。

本村:航空機リースは動く金額が数十億円単位と大きいうえに、航空事業やファイナンスなどの専門知識も求められます。プレッシャーも大きいですが、非常にやりがいのある仕事ですね。

大野:そうですね。さらに、航空機リース市場を取り巻く環境を考えると、今後もビジネスチャンスは大いにあると思うので、業界の中でジオン商事のポジションを確立していきたいですね。

黒木:では、次に私が関わっているシステム事業の話に移ってもいいですか。そもそも、私はアパレルには興味が薄かったのですが、先に入社した同級生から「忙しい会社だ」と聞いて、興味を覚えたのです。会社も大きく伸びている時期でしたし、当時から手を挙げれば何でもやらせてくれる風土があり、入社後は忙しく働かせてもらいましたね。そして、この忙しさを軽減するには仕組みをつくる必要があるということになり、システム開発に携わるようになったのです。すると、システムの仕事の面白さに魅了され、いったんジオン商事を辞めて勉強しようと社長に相談に行きました。

岩本:えっ、そんなことがあったんですか?

黒木:はい。そうしたら社長が、「システム開発をやりたいなら、ジオン商事の中で徹底的にやればいいじゃないか」と言ってくださって。それから30年間、システムに携わっています。

岩本:その後、ネクスツーワンというシステム会社を設立するんですよね?

黒木:そうです。そのタイミングで、私はネクスツーワンの運営に参画する機会を得たんです。この会社はもともとジオン商事の会計システムを再構築する際に支援を頂いていた縁でグループに加わりました。同時期にジオン商事の店舗に導入したPOSシステムをはじめ、アパレル向けのシステムを次々と立ち上げ、実績を積み重ねていく中で、アパレル分野とシステム分野の両方に精通している会社は貴重だと評価を受けることが増え、基幹システムの開発など、システム全般に関して受注できるようになっていったのです。

岩本:私は同じシステムでもジオン商事の情報システム部に所属し、主に総務・経理に関わるシステムの管理や提案を担当しています。就職活動では、長く働ける仕事に就きたいと考え、手に職を付けられるシステム会社を中心に回っていました。その時、ジオン商事の人事の担当者に声を掛けていただき、「アパレルとシステムの両方に力を入れているし、いろいろ学べる環境ですよ」と口説かれて、入社を決めたのです。そして、会計システムに携わっているうちに、大野さんから「ジオンフィナンシャルサービスの経理もやってくれないか」と誘われました。

黒木:ここでも、大野さんですね(笑)

大野:そうでしたっけ?

岩本:そうです(笑)。ただ、海外にも興味がありましたし、経理業務は初めてでしたが、とても楽しく、やりがいもあります。





―ジオン商事で新しい事業が生まれる理由と今後の可能性について教えてください。

大野:やはりジオン商事の出発点は輸入商社ですからね。その中で、時代の変化を読みながらアパレル事業を拡大させていった経緯があります。そして、今は再成長するために原点に戻ろうとしているタイミングだと思います。

黒木:とはいえ、多角化するために闇雲にやっているわけではなく、主力事業が会社の中で熟成されていく中で様々な事業の芽が育っているといった感じですよね?

本村:はい。服であろうと、飛行機であろうと、規模が違うだけで商売としては同じですからね。いかに仕入れて、売上を立て、お金を回して利益を取るかということ。根本は一緒ですよね。

大野:そうですね。私自身、航空機リースの事業をしていてもアパレル事業で経験したことがすごく生かされています。アパレル事業は流行といった不確かなものに左右される中、ずっと先まで予測して、展示会などを行いながらいくつものビジネスを仕込んでいくのです。それは、長期の資産運用も同じ。ポートフォリオを分散させ、リスクを削っていきます。共通している部分が多いですよね。

黒木:安定した財務基盤を持っていることも大きいと思いませんか。自己資本で200億円ぐらいありますから、何か新しい事業を始めるときにも借金せず始めることができます。

大野:加えて、海外の大手弁護士事務所や金融機関とも直接ネットワークを持っていることも、ビジネスを行ううえでは有利だと思いますよ。日本でも珍しいんじゃないですか。だから、「そういうネットワークを使って何かやってやろう」という学生がいれば向いていると思います。大きい商社だと、そこまで行くのに時間がかかると思います。

本村:確かに。あと、会社を立ち上げたいと思っている学生にも向いていると思います。もちろん、最初は既存の商売を経験してもらうかもしれませんが、経営陣を納得させる提案ができれば、いつでも何でも挑戦させてくれる文化があります。

黒木:私たちもそうやって挑戦させてもらってきましたしね。

大野:会社としても、今後はもっと経営マインドを持った人間を育てていかないといけないと考えているところです。商売や経営に興味のある人間が集まり、より育っていけば、財務基盤と金融機関のネットワーク、信頼力はかなりのレベルにあるので、新規事業を立ち上げる環境は他社より圧倒的にあるはずです。


岩本:逆に、受け身の人はしんどくなるかもしれないですね。

本村:そうですね。そういえば経営理念にも新しく、“ライフスタイルを提案する“という項目が加わりましたよね。服だけにこだわらず、ライフスタイルを提案できるようなサービスや商品を生み出していこう、と。既存のアパレル事業でも、主体的に動ける人材がより求められてくると思います。

黒木:また、30代・40代社員を中心とした“成長戦略プロジェクト”も始まりました。会社のあり方をはじめ、次の50年に向けてどうしていくのか。本業のアパレル事業の成長はもちろん、それぞれの事業ユニットがより独立して利益を上げ、グループとして大きくなっていこうと話し合っています。

大野:そんなこれから50年を一緒につくっていく学生に来てほしいですね。

黒木:えっ、大野さん、一緒にですか?

大野:はい。社長から見れば、まだまだ私も若手に見えるみたいなので(笑)。

Fin.


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